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「リビンマッチ・賃貸管理」今回は「空室対策」です。
総務省統計局では、5年ごとに10月1日で「住宅・土地統計調査」を実施しています。調査では、賃貸住宅の利用率についても発表しています。つまり調査データーから賃貸住宅の空き家の数を調べることができます。
直近、平成25年に行われた調査によると賃貸住宅での空室率は全国では18.8%であるといわれており、5戸に1戸の割合で入居者がいない状況です。空室であると当然賃料は入ってきませんので、賃貸経営を行うオーナーにとって深刻な問題であるといえます。
地区別共同住宅の空き家率について
(総務省統計局「住宅・土地統計調査平成25年10月より)
静岡市 21.9% 大阪 20.7% 札幌市 20.6%
広島市 18.6% 新潟市 17.8% 新潟市 17.8%
名古屋市17.3% 熊本市 17.3% 横浜市 15.8%
東京23区15.7% 福岡市 14.7% 仙台市 11.5% 福岡市 14.7%
東京23区 15.7% 名古屋市 17.3% 熊本市 17.3%
地域により数値は前後するものの、どのエリアでも10%以上の空室があることがわかります。
総務省統計局による調査では、賃貸事業として展開していない住居や老朽化により、現在の耐震基準を満たしていない住居についても物件数としてカウントされるため、民間企業の行われている調査データーと比較すると乖離はみられるものの、オーナーにとって空室対策が重要であることは読み取って頂けるかと思います。
そこで、今回は賃貸住宅の空室対策についてお届けしたと思います。
今回ご紹介するのはリビンマッチコラムより賃貸住宅についての内見についてです。
リビンマッチから学ぶ:空室対策には内見が重要!
なかなか空室が埋まらない、内見まではいくものの契約に至らないという悩みを抱えていませんか。入居者の心象を大きく左右する内見は、とても重要なポイントです。
内見の成功が契約成立に結びつくことが多いので、空室対策として内見の際に気を付ける点を考えていきましょう。
空室対策として内見が重要となるのはなぜ?
入居者側の気持ちになって考えると分かりやすいのですが、多くの人は新しい部屋での生活に希望を持って内見にやってきます。その時点で良い印象を持ってもらえると、気持ちが入居に大きく傾いて契約に至るケースがとても多いのです。
その部屋での良い暮らしをイメージしてもらうことができるように、内見の際にはしっかりと入居希望者のニーズに合った状態を創出し、この部屋に住みたいと思ってもらえる工夫が必要です。
例えば入居希望者が若い人であった場合は、清潔感を重視し設備面を充実させ、リフォームが行き届いていることや、共用部分の防犯性の高さをアピールすることが大切です。
また、ファミリー層ではそれに加えて近隣公共施設の充実など、ソフト面でのアピールが必須です。
内見時に経営者側が気を付けるポイントは?
後々のトラブルの原因となりますので、物件に何らかのデメリットがある場合はそれを正直に伝えたほうが良いでしょう。
そのデメリットを補っても余りあるメリットを感じてもらえるように努力することがポイントです。
優れた空室対策を実践している経営者は、そのバランス感覚がとても優れている場合が多く、安心感とお得感を与える説明が上手なものです。
日当たりが弱いのであれば「夏の暑さをしのぎやすい」、築年数が古いのであれば「しっかりとメンテナンスが行き届いている」と、それを補う説明があれば入居希望者も安心します。
そしてアピールできるポイントは積極的に売り込むことも忘れてはなりません。
もちろん、内見時には全てのリフォームを完了し、完全な状態にしておくことがベストです。
内見時にできるその他の対策
空室対策のためには、経営者側の日常的な物件の把握も大切です。
共用部分の汚れや破損、外観の汚れなど、入居希望者はさまざまな観点から物件を見定めて良し悪しを判断します。
そのために、少しでも隙のない清潔さとメンテナンスの状況の良さを雰囲気から感じ取ってもらえるよう、物件を日ごろから大切に扱うことが重要です。
「アパート経営・マンション経営では掃除が大事なポイント」参照
オーナーがその物件に対してしっかりと向き合っているという姿勢を感じてもらえれば、信頼感が生まれ、入居率や定着率もアップします。
住む方も管理する方も、互いに快適な関係を日頃から意識して作り上げていくという観点で経営していくことが重要です。
内見をするときに、既に居住している入居者にも立ち会ってもらい、住み心地の良さを話してもらうことができたら最高ですね。
賃貸経営を考えたなら、必ずチェック頂きたい記事となりますので
ぜひ参考にしてみて下さい。